和室リフォームは、畳・襖・障子を新しくする工事から、床・壁・天井・押入れ・建具を変えて洋室化する工事まで幅があります。どこまで変えるかで費用と工期が大きく異なるため、今後の使い方を先に決めることが大切です。小田原・西湘の戸建てを想定し、工事別の費用と、和室を残すか洋室へ変えるかの判断基準を整理します。
和室リフォームの費用相場
6畳程度の一般的な戸建てを想定した目安です。畳の種類、下地、壁・天井の仕上げ、床の間、押入れ、建具、隣室との段差で変わります。
| 工事内容 | 費用目安 | 工期目安 |
|---|---|---|
| 畳の表替え(6畳) | 4万〜10万円 | 1日程度 |
| 畳の新調(6畳) | 8万〜18万円 | 1〜2日 |
| 襖・障子の張り替え | 1面5千〜2万円程度 | 数日〜1週間 |
| 6畳を洋室化(床中心) | 20万〜45万円 | 3〜7日 |
| 床・壁・天井・収納・建具まで洋室化 | 60万〜150万円以上 | 1〜3週間 |
床だけをフローリングへ変える場合と、真壁・天井・押入れ・襖まで洋室仕様へ変える場合では工事量が大きく異なります。
畳の表替え・裏返し・新調
裏返しは畳表を裏返して再利用する方法、表替えは畳床を残して畳表と縁を交換する方法、新調は畳床ごと交換する方法です。畳の沈み、隙間、反り、湿気、カビ臭がある場合は、表面だけでなく畳床と床下を確認します。
い草のほか、和紙や樹脂製の畳もあります。耐久性、色あせ、手入れ、肌触り、予算を比べ、縁あり・縁なし、半畳タイプも部屋の使い方に合わせて選びます。
襖・障子・建具のリフォーム
襖や障子は紙だけでなく、骨組み、反り、滑り、戸車、敷居の状態を確認します。張り替えで直らない反りや破損がある場合は、本体交換や建具調整が必要です。
隣のリビングと一体で使いたい場合は、襖を洋風引戸や上吊り戸へ変える方法があります。開口幅、引き込みスペース、段差、壁の補強、照明・スイッチ位置も確認します。
和室から洋室へ変えるときのポイント
畳はフローリングより厚いため、撤去後に下地を組み直し、隣室と高さを合わせます。床下地、断熱、湿気、床鳴りを確認し、複合フローリング・無垢材・クッションフロアなどから選びます。
柱が見える真壁を洋室風の大壁に変える場合は、下地と石膏ボードを施工してクロスで仕上げます。コンセントやスイッチの移設、窓枠、エアコン、天井、照明まで含めると費用が増えます。
押入れをクローゼットへ変える場合
布団中心の押入れと、衣類中心のクローゼットでは棚と奥行きの使い方が異なります。中段を撤去してハンガーパイプ・可動棚を設ける場合は、壁下地、換気、照明、コンセントも確認します。
扉を折戸へ変えると開口を広く使えますが、扉の前に開閉スペースが必要です。引戸は通路を塞ぎにくい一方、引き込み側の壁や収納幅に制約があります。
見積もりで確認する項目
- 畳・襖・障子の種類、数量、グレード
- 既存材の撤去、運搬、処分
- 床下地・壁下地・天井下地の施工範囲
- 断熱・防湿・床鳴り補修
- フローリング、クロス、巾木の品番
- 押入れ・床の間・建具の変更範囲
- コンセント、スイッチ、照明、エアコン
- 隣室との段差、見切り、工期、保証
国民生活センターは、相見積もりを伝えたうえで複数社へ依頼し、工事範囲・仕様・数量・単価を比較するよう案内しています。「和室改修一式」ではなく、床・壁・天井・収納・建具を分けて確認しましょう。
和室を残すか、洋室へ変えるかご相談ください
無料相談・お問い合わせはこちらよくあるご質問
畳の表替えと新調はどう判断しますか?
畳床がしっかりしていれば表替えを検討できます。沈み、反り、大きな隙間、強いカビ臭がある場合は、畳床と床下を確認して新調や下地補修を判断します。
床だけフローリングにできますか?
可能です。ただし畳撤去後の高さ調整、床下地、隣室との段差、襖や巾木との納まりを確認します。
和室を洋室にすると断熱性は変わりますか?
仕上げ材を変えるだけでは断熱性能が必ず上がるわけではありません。床・壁・窓の断熱状況を確認し、必要なら下地工事と同時に断熱改修を検討します。
まとめ
和室を今後も客間・寝室として使うなら畳や建具の更新、リビングとの一体利用や家具配置を優先するなら洋室化が候補です。床だけか部屋全体かを決め、段差・下地・収納・電気工事まで同じ条件で見積もりを比較しましょう。
出典・参考情報
- 住まいるダイヤル 和室を洋室に変更する見積事例(確認日: 2026年7月21日)
- 住まいるダイヤル 戸建住宅リフォーム見積事例(確認日: 2026年7月21日)
- 国民生活センター リフォーム契約までの流れと注意点(確認日: 2026年7月21日)
